千曲ねこの会 人と猫が調和する快適な街へ

近年野良猫へのエサやりなどで近隣住民とのトラブルになる事例が全国吝地で発生している。千曲市内にも野良猫の繁殖に悩まされている地域は多い。2008年に設立された「千曲ねこの会」は、猫の適正飼育を啓発し、地域住民の生活環境改善を目指す団体だ。


 メスの猫は生後8か月ほどで出産可能になり、1回平均6匹の子猫を生むという。千曲ねこの会は令和元年度の千曲市協働事業に採択され、市内の野良猫の不妊手術を進めている。

昨年度は市の援助のもと、市内でオスメス合計62匹の不妊化手術を行った。野良猫は手術後には耳に手術済みの目印をカットしたうえで、再び元の場所に戻される。里親も募集するが、その場合は室内で飼育することを条件としている。


 会が目指すのは、「殺処分七口」。そして猫が人間と共生する「地域猫」の推進だ。野良猫に悩まされている人を無くし、人と猫が調和する千曲市を目指す。会の平田代表は「一人でも多くの方に関かっていただきたい」と呼びかけている。
 
※猫の引き取りはしていません。