ちくまブックレビュー『ざんねんないきもの事典』

 「ざんねんないきもの事典」
      今泉忠明・監修  高橋書店刊

 2年前に「こどもの本総選挙」が小学生を対象に行われているが、その総選挙で2年連続第1位に輝いた児童書。子どもの本といっても大人が読んでも十分楽しめるシロモノ。


  「おもしろい!進化のふしぎ」と副題がついた160ページほどの小さな本だが、全ページカラーでビジュアル、イラストが盛りだくさんの、どのページからも読める楽しい本だ。


 どんな生き物も進化をしていく中で、改善された部分もあれば、ダメになってしまった部分もある。つまり、「ざんねん」な部分というのは「進化の足あと」。

そんな生物たちのたどってきた足あとに触れることで、興味や愛情がよりいっそう増すのだという。そして私たち人間にも、また人間のなかでも、一人一人にすごい部分もあれば、ざんねんな部分もある。ざんねんな生き物たちのことを知りながら、自分たちのこともちょっぴり考えてみてください。

きっと新しい発見があると、この本の監修の今泉忠明さんが、はしがきに書いている。


 ウィズ・コロナ、ポスト・コロナの真っただ中に生きてゆく私たち人間の生きるヒントになる本かも知れない。シリーズ5冊目「さらにざんねんな生き物事典」新発売!!

 価格980円(税込)屋代西沢書店ほか県内書店で発売中。