新たな古本活用の取り組み   ホンデリング

 
「ホンデリング」とは読み終え見本を寄贈することで犯罪被害に遭われた方々への支援に役立てる古本利用のプロジェクトだ。この活動は全国被害者支援ネットワークにより日本各地で行かねており、長野県では、長野犯罪被害者支援センターを通じて取り組みが広かっている。
 集まった本は上田市の業者バリューブックスが査定を行い、その代金を支援センターヘ寄付する仕組み。しかし、約半分の本は買値が付かず処分される運命にあるという。
 そこで「ほんのきもちプロジェクト」代表の田中一樹さんは買値が付かなかった古本を古本市に訪れた人に100円以上の寄付を募って提供するリユースプロジェクト始めた。これによりさらに犯罪被害者の方への寄附を行っている。田中さんは「本を寄贈した人がまた別の本を寄付の形で入手していくという循環が出来れば」と語った。

田中一樹さん(ほんのきもちプロジェクト代表)