夢と希望を創造する千曲市の活力とは? 中心市街地活性化の振り返りから

中心市街地活性化の振り返りから

新たな戦略を探る動き

 「にぎわいとチャレンジのホームタウン!」(屋代駅周辺まちなか地区)、「温泉とスポーツのほっとたうん!」(戸倉・上山田まちなか地区)。この二つをキャッチフレーズに中心市街地の活性化を目指す千曲市中心市街地活性化基本計画が、平成29年から5年を経過する令和4年3月をもって計画期間を終えようとしている。

 計画を管理している千曲市経済部では、先に開催した千曲市中心市街地活性化推進協議会(会長・武井音兵衛千曲商工会議所会頭)において、同計画で実施しようとした各プロジェクトを多様な視点で評価するとともに、今後の社会動向や市の将来像等と整合した新たなまちづくり手法で同計画を見直し。これを踏まえて今後必要なプロジェクトを継続していく方針を明らかにした。

 計画されている主要事業

 千曲市中心市街地活性化基本計画で掲げられた事業は、市・経済団体・民間が協働して行う62事業。うち計画期間内に行うとした主要事業は次の11事業となっている。

①屋代駅モノ・コト情報ターミナル事業②屋代駅周辺都市機能強化事業③ライフ別たまり場・交流の場の創出④創業者の育成⑤屋代地区まちなか産業支援⑥ブレイブウォリアーズ・スポーツタウンプロジェクト⑦戸倉上山田地区の環境向上⑧女性も気軽に利用できる昭和レトロな雰囲気づくり⑨スポーツエリアの施設連携⑩スポーツツーリズムの推進⑪子育て・地域・観光・交流の総合拠点づくり

※計画の細部及び掲載外の事業は千曲市のホームページをご参照ください

 今後の方向は

 現在千曲市内では行政と市民のまちづくりに関する以下のような取り組みが進んでいる。

 ◇千曲市中心市街地活性化推進協議会の開催

 去る7月19日に第1回会議。現在の基本計画のおさらいを行うとともに、まちなか活性化・まち巡り・人材発掘とつながり等のジャンル別にグループディスカッション。今後、3回ほど会議を開き、新プログラムの検討と提案を行い、3月にこれまでの計画を終了する。

◇地域講座の開催(2面参照)

◇まちづくり文化祭(仮称)の開催

 10月9日(土)まちづくりに関わる活動を精力的に行っている個人や団体等の活動紹介や交流などを文化祭形式で開催。

◇地域未来戦略サロンやまち未来チャットからの活性化事業提案

 (一社)ちくま未来戦略研究機構ではまちづくりに関わる調査研究活動の一つとして行っているサロン等において、市民からの意見や提案を集約し関係方面に提言する計画だ。引き続き次号で詳細をお伝えしたい。

 本紙では、千曲市総合計画の策定や中心市街地活性化基本計画など街の未来に関わる皆さんの声をお伝えしていきます。どしどしお寄せください。