広域連合ごみ焼却施設 (屋代)建設工事進む 

 

長野広域連合B焼却施設

 屋代に建設中の長野広域連合ごみ焼却施設(仮称・B焼却施設)。一昨年の令和元年東日本台風や新型コロナウイルス感染症拡大の影響により施工期間が2か月延長となったものの、来年6月予定の本格稼働に向け、現在工事は順調に進んでいる。

 完成後には千曲市内のほか、長野市篠ノ井地区、坂城町のごみ処理を担い、一日100トンの可燃ごみの焼却を行う計画だ。今年12月からは試験運転を開始し、可燃ごみの搬送先は坂城町の葛尾組合焼却施設からこちらに変更されることとなる。

 千曲市の余熱利用施設も

 敷地内にはごみ焼却施設から発生する熱エネルギーを利用した余熱利用施設も建設される。これは千曲市の施設で、地域住民からの要望で造られたもの。市民の健康増進のためのトレーニングルームと男女浴室が設けられる。市では8月30日までこの施設の指定管理者とネーミングライツ・パートナー(命名権者)を募集した。指定管理者がネーミングライツを得ることも可能だが、いずれも10月中旬には決定し、追って施設の愛称も決まる見込みとなっている。

 トレーニングルームにはランニングマシンやウェイトトレーニング用のマシンなど10器具が用意される。なお、施設の利用料は大人200円・子供90円となる。

 長野市建設施設の稼働状況

 長野広域連合の「ごみ処理広域化基本計画」に基づき整備されるのはB焼却施設のほか、長野市松岡に造られたA焼却施設と、須坂市の最終処分場の3つ。このうち、長野市のA焼却施設は一足早く2019年に完成し、正式名称「ながの環境エネルギーセンター」として稼働中だ。隣接する余熱利用の健康・レジャー施設はプールやカフェまで備えた本格的なもので、現在「サンマリーンながの」として市民に利用されている(ちなみにサンマリーンながのは1回の利用料がトレーニングルーム、プール、浴場込みで1420円)。

 サンマリーンながのと比較すれば千曲市の余熱利用施設は小規模ではあるが、すぐ横に多目的広場も整備される計画で、利用の幅は広がりそうだ。指定管理者の運営手腕が試される。循環型の環境に配慮した憩いの場として、市民に活用される施設となることを期待したい。

B焼却施設の建設現場(7月28日撮影)写真提供:長野広域連合