成人式は2年ぶり開催に 今年度の千曲市成人式出席者は469名 

イベントの中止相次ぐ 新型コロナ感染再拡大 

長野県に初のまん延防止措置 各種イベントが中止・延期に

 新型コロナウイルスの変異したオミクロン株の感染爆発により、長野県内でも感染者が急増している。1月6日にはおよそ3か月ぶりに長野圏域の感染警戒レベルが「3」に引き上げ。その後もクラスターの発生などで、各圏域、各市町村のレベルが上がり続けたため、1月27日からは長野県で初めてまん延防止等重点措置の適用が開始されることとなった。

 

 千曲市内では年末から新規感染者の報告が相次いだ。15日には千曲市の感染警戒レベルが「5」に引き上げられるとともに「新型コロナウイルス特別警報Ⅱ」が発出された。感染の急拡大に伴い、千曲市は講演会や千曲万博などのイベントを取りやめたほか、千曲市消防団出初式は中止となった。

 また、市営の4つの入浴施設については感染警戒レベルが4以下に引き下がるまで休館となったほか、市内の公民館での催しも軒並み中止されている。

成人式は2年ぶり開催に 今年度の千曲市成人式出席者は469名 

 成人式は2日間に分け開催

成人式・一日目(1月8日・上山田文化会館)
成人式・一日目(1月8日・上山田文化会館)

 一方、警戒レベルの引き上げ前には、式典などの再開の動きも出ていた。千曲商工会議所では賀詞交歓会を2年ぶりに開催。8日・9日の両日は令和3年度千曲市成人式が上山田文化会館で開催された。成人式の開催は令和元年度以来。式は小学校区ごとに二日間に分割して実施。会場内では座席の間隔を空け、恒例の成人の集いは中止するなど感染症対策が施されたほか、新成人には新型コロナの抗原検査キットも配布された。

 出席した新成人からは「コロナ禍でオミクロン株もあるなか、式を開いてくれたことに感謝しています」という声が多く聞かれた。

成人式は2年ぶり開催に