未来の千曲市のまちづくり 中心市街地活性化の行方

未来の千曲市のまちづくり 中心市街地活性化の行方

屋代駅前通り周辺及び戸倉上山田温泉街などの賑わい復活を目的とした『千曲市中心市街地活性化基本計画』が終了した。この計画は、国からの財政支援を受けるため、市が商工会議所・商工会、まちづくりに関わる団体等と連携して平成29年度に策定。国の認定を受けて「屋代駅モノ・コト・情報ターミナル事業」「子育て・地域・観光・交流の総合拠点づくり」などのプロジェクトを予定していたものだ。

 しかしながら当時、大型ショッピングセンターを核とした新たな土地開発構想が屋代地区に持ち上がっていたことから、市は国への認定申請を保留。多額な経費を要するハード事業への国からの財政支援が受けられず、時間のかかる市街地の整備改善や街なか居住の推進には手が付けられなかったとのことだ。

 一方、ソフト事業は、まちづくりアドバイザーを中心に、商工団体、若手市職員等による戦略会議を中心に多様な市民を結集したまちづくり活動が展開され、職種や年代を越えた「賑わいの創生が進んだ」とのこと。

 3月18日開催の千曲市中心市街地活性化協議会(会長・武井音兵衛千曲商工会議所会頭)で報告されたものだが、今後の活動について市では新たに「ちくまSCI構想(試案)」なるものを披露。【まちづくりの場】の新たな形の創設構想であり、市民協働によるまちづくりの理念を更に進めるとしている。今後多様な論議を踏まえ、早ければ10月末には具体化していきたいとの考えが市民協働課から示された。

 このような考え方は、全世代にわたる人のネットワークにより地域の未来戦略を構築するという「ちくま未来戦略研究機構」の活動方向と重なるものであり期待するところだが「中心市街地」に絞った活性化から「まち」の活性化にステージが広がることから、構想推進には市内に数多くあるまちづくり団体の参加が重要になってくると思われる。市民協働という言葉は市役所が一方的に物事を決め事業化するこれまでのお任せ体質からの脱却であるが、現実には、市民からのご意見を聞くだけという辛口の評論もある。いい街を創りたいという思いは皆の願い。今後の進展を望む。

ちくまSCI構想(試案)

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