さらはにズム ちくま論説

さらはにズム ちくま論説

 ウィズコロナの日常がなんとか定着しつつあり、自然は春から夏を巡り四方の野山の緑が映えて、漸く千曲市にも行楽が期待される季節がやってきた。千曲市のボランティアガイド「楽知会」をご存じだろうか▼楽知会は15年前に「千曲市をもっと知りたい、知れば知るほど魅力あふれる千曲市を訪れる人々に楽しくお伝えしたい」との思いで、ボランティアガイドとして発足。以来「月の都の案内人」と銘打って、心の交流を大切にして千曲市内全域でガイド活動を続けている。毎月の定例会では、市内外の名所や歴史などの研修会を開き、ガイドスキルの向上や情報交換などを目的に、他の団体との交流会・イベントなどにも積極的に参加。また、市の委託を受けて「千曲市を楽しく知る講座」の企画・運営を担当し、会員同志が楽しみながら市の観光やPRに貢献している。▼令和元年には「ちくま未来戦略研究機構」と「ちくま検定」の設立を計画。ちくま検定は、活気ある住み良い千曲市の未来のために、千曲市のことを子どもから大人まで楽しく学んで、市民ぐるみでまちづくりに参加してもらうことを主たる目的に、千曲市、千曲商工会議所、戸倉上山田商工会、科野青年会議所、信州千曲観光局、楽知会、ちくま未来戦略研究機構が実行委員会を組織し、ちくま検定の母体として企画・運営を統括している。▼検定のテキストは楽知会が中心に担当し、千曲市に関わる約170項目(ベーシック・アイテム)が冊子とwebにまとめられている。今後は11月13日(日)の受験日に向けて準備を進めるという。現在、楽知会ではちくま検定の問題作成に余念がないそうだ。何とも頼もしい限りだ。