『慈雲山 法輪寺誌』

『慈雲山 法輪寺誌』

 5月に晋山式(住職入山継承式)が執り行われた雨宮の法輪寺は450年の歴史を誇る日蓮宗の寺院である。雨宮地区では檀家以外の住民の仏事に参加しており、宗派を超えた「村の寺」として幅広い尊敬を集めていることで知られる。

 地元出身の郷土史家、柄木田文明さんの手により貴重な古文書類が解読され、昨年末「慈雲山 法輪寺誌」として完成。晋山式を待って雨宮地区の住民を中心に贈呈された。本書は一寺院の記録のみならず、近世以降の寺と村の関係や、地域の歴史を知るうえで貴重な史料となっている。関係者の御厚意により一般販売も開始した。

 価格2500円(税込)

 屋代西沢書店にて発売中(在庫僅少)。