市内新任校長先生の紹介（小学校）③ 戸倉小学校・高柳校長
岩村田小から赴任してこられた高柳先生。千曲市の学校は初勤務となる。「ひと・もの・こと」との出会いを大切にしている先生は、まず地域を知ることが大切と考えている。着任後、温泉などで地域の人と交流するなか、戸倉の街の温かさを感じたという。児童の印象についても「戸倉の子たちはとても優しい。大人に対しても良く気遣ってくれる」と話す。
高柳先生は日常の子どもたちが発した言葉や感動を共有していきたいと、校長室便り「校長室通『心』・ことばのちから」を制作している。また、総合的な学習で「ふるさと学習」を全校体制、かつ持続可能な取り組みとしていくという目標を掲げた。
今年開校１５０周年を迎える戸倉小では卒業生のアーティストを招いた記念式典を企画中だ。高柳先生は戸倉の歴史や人物などを独自に調べ、他の先生たちに『戸倉学』として情報提供も行う。現場の先生たちは日々の業務に追われ、なかなか地域のことを学ぶ時間が無い。負担感軽減のため「こちらで種まきだけする。それを深めていくのは各先生」（高柳先生）との方針である。
子どもたちへの願いは「地域を誇れる大人になってほしい」ということ。「戸倉に生まれてよかったと、ふるさとを誇りに思える。そんな子どもに育てていきたい」
