高校再編整備計画第三次案  千曲市で初の住民説明会 屋代南高校の存続は?

高校再編整備計画第三次案  千曲市で初の住民説明会 屋代南高校の存続は?

住民説明会で市民からの異論相次ぐ

 県立高校の再編をめぐり、県教育委員会では5月に第三次案をまとめた。旧第4通学区では更級農業高校、松代高校、屋代南高校を統合し「総合技術校」とする方向性が示されている。案の公表を受け、千曲市では7月31日に第1回の説明会が開催。会場では「高校改革~夢に挑戦する学び~」と題した30分間の第三次案に関する説明動画が上映され、その後、会場からの質疑応答に移った。最初に質問に立った小川市長は「これは(案)の筈なので市民の声を聴いたうえで修正するということではないのか」と質した。同様の質問は複数回投げかけられたが、県側は「丁寧にご意見をお聞きする中で(案)が取れるように努めていく」と答えるのに留まり、見直しへの明確な言及はなかった。また、他の質問者から、説明資料の最後にある「計画そのものの変更は考えていない」という記述について削除を求める要望があり、会場から拍手が沸き起こったが、受け入れられなかった。

不可解な理由付け

 県教委側の説明で強い反論が出たのは高校の配置に対する考え方だ。「高校が鉄道沿線に偏らないように配置する」いう理由には疑問の声が相次いだ。屋代駅から徒歩5分という屋代南高校の利点を否定するような論法に「通学の利便性や保護者の負担を把握しているか疑問」とか「結論ありきのように感じる」といった不信感を訴える声もあがった。

既成事実化への危機感

 8月5日の第2回と第3回の説明会も県教委側の説明に殆ど変化はなかった。住民説明会終了後は関係者らとの新校再編実施計画懇話会で立地場所を決めるとされているが、果たして市民の懸念に対し真摯な対応はなされるのだろうか?千曲市での説明会は終了となったが、9月9日には篠ノ井でも開催される予定だ。

県教委・高校教育課高校再編推進室の担当者が質疑に応じた

コロナ禍のため住民説明会での質問時間は限られた