第18回 千曲演劇祭 3年ぶりに高校生も参加

第18回 千曲演劇祭 3年ぶりに高校生も参加

上山田文化会館で2月5日、第18回千曲演劇祭が開催された。この2年間新型コロナ感染症拡大の影響で高校生の参加が見送られてきたが、今回は3年ぶりに近隣三つの高校の演劇部が参加を果たした。更級農業高校演劇部は朗読劇。屋代高校演劇班は宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」の舞台。長野南高校演劇部はラーメンズのコント劇「TEXT」からの三作品を上演した。

 社会人による劇団・杏童は新作の「俺はGパンけいじだー~」を初披露。定年退職を機に妻と親友からの裏切りに遭い翻弄される男が、夢を取り戻していく様子を舞台でコミカルに繰り広げた。

 同演劇祭は2005年11月にスタート。当時は社会人のアマチュア劇団が3団体参加していたが、現在市内で活動を続ける劇団は杏童のみとなった。上演終了後のカーテンコールで、演劇祭実行委員長を務めた杏童主宰・北村広幸さんは開催の感謝と共に劇団への参加を呼び掛けた。また、劇中の台詞になぞらえ「60歳を過ぎても70になっても前向きに生きていこうと思う」と意気込みを語った。

屋代高校演劇班による

「銀河鉄道の夜」劇団・杏童の新作

「俺はGパンけいじだー~」