古代住居のカヤの葺き替え 更級小の児童が体験 さらしなの里古代体験パーク

古代住居のカヤの葺き替え 更級小の児童が体験

さらしなの里古代体験パークで毎年恒例の更級小学校6年生によるカヤの葺き替え作業が3月3日に行われた。昨年に続き児童の指導に当たったのは長野市戸隠の㈱縄文屋根の萱葺職人と、N建築設計事務所。31人の児童たちはカヤの束を運び、足踏み脱穀機を使って余分な葉を落としていった。その後適当な長さに切りそろえて束ね、補修用の束を作った。萱葺職人から屋根の傷んだ束の差し替え方法の説明を受けると、各々で古い束を引き抜いて新しい束を差し込んだ。作業終了後には萱葺職人に質問する場が設けられ、児童らは古代住居と白川郷の合掌造りとの違いは何かなどの疑問に答えてもらった。

 現在さらしなの里古代体験パークには6棟の復元住居と1棟の倉庫があるが、令和2年度より毎年1棟ずつ屋根の修理を実施している。来年の3月には1棟を建て替える予定で、一部の作業を更級小の6年生に参加してもらう計画だという。

カヤの葺き替え吹き替え作業に

挑戦する更級小の児童たち