坂城町長選・町議選 山村弘氏が4度目の当選 町議は6人の新人議員が誕生 現職と新人の一騎打ち

 坂城町長選・町議選 山村弘氏が4度目の当選

町議は6人の新人議員が誕生 現職と新人の一騎打ち

4選を果たした山村弘氏

 任期満了に伴う坂城町長選は現職の山村弘氏(76)と元町議の新人・柳沢収氏(68)の2人が立候補。4年前の町長選と同じ顔合わせの一騎打ちとなった。山村氏は昨年12月町議会の閉会あいさつで正式に立候補を表明。一方、柳沢氏も出馬する意向を宣言し、3月31日に事務所開きをした。山村氏は3期12年間の実績を強調し「安心と信頼」をキャッチフレーズに掲げた。対する柳沢氏は無料ワゴン車の導入などを公約に「坂城町を変える」と訴えた。

 投開票は4月23日に行われ、山村氏が柳沢氏に3000票以上の大差をつけ4度目の当選を果たした(山村弘・4865票。柳沢収・1773票)。山村氏は報道陣に対し新複合施設の建設計画に言及。「少子高齢化対策の拠点を作りたい。夢のある建物になれば」と語った。

町議選は14の議席に15人が出馬

 一方、町議選と同時選挙となった坂城町議会議員選挙。定員14人に対して、3月の立候補手続き説明会には16派が出席していたが、最終的に現職9人と前回2019年の町議選を上回る6人の新人の合計15人が立候補した。選挙戦の結果、新人6人全員が当選し、現職1人が落選した。

4期目のチャレンジSAKAKI

 坂城町の有権者数は1万1793人。町長選・町議選ともに投票率は57.34%で、前回2019年を6.54%下回った。

 4期目に入った山村町政。現在建設が進む坂城インター線と国道18号バイパスの接続など、公約で訴えた交通インフラの拡充の行方や、少子化と人口減少への対策が注目される。

町議会選挙立候補者のポスター