『ふたりはずっと かしこいちえのことばしゅう』~ちくまブックレビュー 

『ふたりはずっと かしこいちえのことばしゅう』

 アーノルドーローベルノ著 三木卓/訳 

作家アーノルドーローベルをご存知でしょうか?『ふたりはともだち』というタイトルよりも、 『がまくんとかえるくん』というキャラクターに馴染みのある方が多いかもしれません。擬人化されたふたりのかえるの、シュールでもあリコミカルな仲むつまじいやりとりに心が温かくなり、小学校の教科書にも採用されていることから多くの方に愛され続けている読み物のひとつです。 

2021年はこの『ふたりはともだち』の原作が出版されてから50年を迎えます。この節目を記念して出版された本書は、『がまくんとかえるくん』シリーズ4作の中から厳選した名場面を収録。内気でのんびり屋のがまくんとお人好しで行動派のかえるくんが紡ぐ物語は、ローベル自身の人生観や価値観について作り上げられたと言われ、作中のどの言葉も読んでいても懐かしさや共感をを覚え、改めて仲間や友情に対する気づきを思い起こさせてくれます。 

この本のほかBu-esheepより出版されている『かえるの哲学』はプレゼントブックとして。『アーノルドーローベルの全仕事』はローベルの著作について深く知ることができます。直販の出版社のため、お取り扱いについては直接お近くの書店へお問い合わせください。 また『がまくんとかえるくん』の展覧会が国内で行われています。いつか身近な場所で開催して欲しいと願うばかりです。 文化出版局刊  価格1400円(十税)

 西沢書店ほか県内書店で発売中。