長野千曲総合技術新校再編実施計画 千曲市で第2回懇話会開催

長野千曲総合技術新校再編実施計画 千曲市で第2回懇話会開催

総合技術高校に関する講演

 屋代南高校、松代高校、更級農業高校の3校を再編する長野千曲総合技術新校(仮称)。4月25日に長野県教育委員会による第2回再編実施計画懇話会が1月の篠ノ井会場に続いて初めて千曲市で開催された。懇話会には今回新たに構成員となった地域代表者や各校のPTA会長、3校の生徒代表などを含め合計32人の構成員が出席(欠席3人)。会場となった千曲市役所301会議室には一般の出席者も傍聴に訪れた。

 前半は2015年に須坂園芸と須坂商業が統合した須坂創成高校の羽山校長が講演。両校の再編統合の経緯や、現在の須坂創成高校でのカリキュラムなどについて説明した。だが「時間が限られており質疑応答の時間が取れない(県高校教育課高校再編推進室)」との理由で、構成員からの質問はアンケート用紙で回収し、次回回答することとされた。

3校の生徒代表が学校を紹介

 後半は更級農業高校、松代高校、屋代南高校の順で生徒が各校での学びについて紹介。屋代南高校はライフデザイン科のショーやフードデザイン科のコンテスト挑戦のほか、銀座NAGANOでのイベントへの参加などの実績を説明した。

 高校生の発表はわかりやすく力の入ったものだったが、懇話会全体では意見交換などの場は設けられなかった。出席した構成員からは「質問したいことがあったが出来なかった。次回はしっかり時間を取って頂きたい」という声が複数上がった。

(第3回懇話会は6月10日)

屋代南高校の生徒による発表