今月のちくま百景 稲荷山公園・トンボ池 (稲荷山)

 6月14日、稲荷山公園の下にあるトンボ池の草刈りと整備が行われた。参加したのは小島在住のとんぼ研究家・小林友広さんをはじめ、NPO法人・千曲市環境市民会議(会長・宮澤誠さん)、千曲市環境課、稲荷山区の区長、稲荷山地区まちづくり推進会議、みどりを守る会の元会長・菅谷啓美さんなど約20人。植物はガマ、ヨシ、ハスなどが生息しており、モリアオガエルの卵がヨシの茎に認められた(写真下)。

 今年トンボ池ではこれまで13種類のトンボの生息が確認されている(小サナエ、クロスジギンヤンマ、アオヤンマ=準絶滅危惧種、オツネントンボ、シオヤトンボ、ホソミイトトンボ、ホソミオツネントンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ハラビロトンボ、キイトトンボ、アジアイトトンボ、ヨツボシトンボ)

 小林さんによれば「池の水量が毎年少なくなっている」という。この20年間トンボ池は池の泥上げがされておらず、池の水は井戸水とポンプで供給されている。この日伐採した草は環境課によって片付けられ、作業は無事終了した(草刈りは年1~2回実施)。

 モリアオガエルの卵 (撮影日6月11日)

 

モリアオガエル(photoAC)