「長野ハチドリのひとしずくの会」 図書を寄贈

 「長野ハチドリのひとしずくの会」 図書を寄贈

南米の逸話「ハチドリのひとしずく」の普及活動を行っている「長野ハチドリのひとしずくの会」(小出和彦会長)が、千曲市の小学校への寄贈を申し出た。8月23日に小出会長らが市役所を訪問し、市内の9小学校へ各1冊「ハチドリのひとしずく いま、私にできること」(光文社刊)の贈呈を行った。

 この逸話は南米アンデス地方に古くから伝わる話で、あらすじは山火事が起きたなか、口ばしでひとしずくずつ水を運んで火を消そうとする一羽のハチドリの物語。明治学院大学国際学部の辻信一教授が翻訳し、出版したところ、音楽家の故坂本龍一氏や、作家の故C・W・ニコル氏らから高い評価を得た。環境問題やSDGsの意識の高まりのなか、多くの共感を呼び広がりを見せているという。

 小出会長はこどもたちに「他人を思う気持ち。どんな小さなことでいいので自分の身に植え付けて行動して下さい」と語った。

(写真左・中央)

小出和彦会長