- 楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
小菊からマムと名を変え鎮座する 恵美子
おてんばもそろそろ歩くウエディング 義子
歳とって気づく野菊の美しさ 長茶
男なら黙って喋る苦い時 謙三
そろそろとまだまだ競い合っている 純
我武者羅はやめてそろそろ楽隠居 義忠
地球から借りているんだ土命 しげる
- 楽しい川柳 千曲川柳会 2024年10月
楽しい川柳 千曲川柳会
選者 宇沢伊十
バースデー 祝い豪華な 遠花火 依子
探査機は 文明求め 一人旅 玉雪
雑草の 茂る畑に 闘志燃え としを
盆明けたと 着手促す 虫の声 豊和
頑張れば 人生メダル 取れるかな ふじ子
穏やかに 過ごせた日々の 扇風機 節子
禁煙を うるさく言って 煙たがれ 俊明
- 楽しい川柳 千曲川柳会 24年10月
楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
心して犀の流れや久米路橋 義忠
人生の夢は幾つも流れはて ひろ子
この星に生まれ育ってハッピーに 富士夫
居ないのか流れに逆う政治家は 重隆
星空は先人たちのキャンバスだ すみえ
我が人生千曲に映しとうとうと しげる
世界中どこにもいない青い鳥 正文
- 楽しい川柳 千曲川柳会 2024年8月
楽しい川柳 千曲川柳会
夏休み終わりぐったり孫二人 長茶
老春が独り虫の音聞いている 謙三
いつの間に熱帯雨林の列島 純
ぐったりとしたらそれこそ深呼吸 としを
新札にお目にかかれぬキャッシュレス 義子
金メダル選手と一緒空を飛ぶ 玉雪
初めての両親揃い送り盆 恵美子
- 楽しい川柳 千曲川柳会 2024年8月
選者 宇沢伊十
産声が明るい未来呼んでいる ふじ子
小なりと云えど負けぬと意気盛ん 義忠
赤子の手もそもそ掴む小宇宙 節子
小梅漬け今年もこれで難逃れ ひろ子
高齢者も少子化ニュース気にかかる 豊和
ニギニギと天下掴むかモミジの手 俊明
- 楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十 2024年6月
楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
五十年夫婦二人の夢芝居 重隆
五月雨後山の緑が菓子に見え 謙三
川柳のネタ多すぎて柳子病む しげる
バラの笑み根元スッキリ手入れあと すみえ
あーいやだ社会の窓が開いていた 富士夫
フル回転陽が沈む迄農の汗 依子
老いたとて追い風だけじゃもの足りぬ 正文
- 楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
褒めて伸び叱れば直ぐに縮む子ら 恵美子
万博にリニアにそして自民党 純
夏ランナー春が先です追い越すな 玉雪
放棄地はオレの天下と草が言う 長茶
あの人はいつも私を褒めごろす ひろ子
六つまではまちがい捜しすぐに出来 義子
疲れ取る筈のお風呂で増す疲れ 良忠
- 楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十 2024年5月
楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
春が来た落葉の下にほっこりと ふじこ
誕生日やっぱ嬉しいプレゼント としを
この四月きらきらカバン通学路 豊和
目標へ限界突破繰り返す 正文
妻に言う枯れ木に花は咲きません 重隆
無言劇星空みつめ仲直り 節子
行く末を尋ねてみたいAIに 俊明
- 楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十 51号
楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
生きようよ神は自分の中にいる ひろ子
七万円嗚呼ひと冬の灯油代 義忠
夢を追うバックミラーに映る日々 謙三
何よりももらった言葉暖かい 依子
きらきらと光る瞳に一目惚れ 富士夫
若人は世界を視野に飛び跳ねる すみえ
カタカナと英語が闊歩追いつけぬ しげる
- 楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
米寿白寿晴れ着のチャンスあるかしら 豊和
虫たちも穴から出たり入ったり 純
陽が誘い浮かれ出たけど風まだと すみえ
三寒四温君の気持ちも春の日も 恵美子
陽光が外へ出ろよと呼んでいる 義子
行く末を尋ねてみたいAIに 俊明
ぼ~と生きていきたいのですチコちゃん 長茶
- 楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
暮れていく空を見上げて深呼吸 としを
冬籠り小鳥の餌が柿一つ ひろ子
裏の金いけシャーシャーと記載漏れ 義忠
年の暮れ諭吉が急ぎ逃げて行く 重隆
まっいいかわが人生はこれでいい ふじ子
年金暮らし楽じゃねえよとぼやく老い 節子
皆んなして大地ささえる霜柱 正文
- 楽しい川柳 千曲川柳会 2401
楽しい川柳 千曲川柳会
選者 宇沢伊十
頭に手木々の枯れ葉をふと思う しげる
シャンソンを奏でて踊る枯れ葉たち すみえ
逝くときは風に吹かれて紅葉舞う 富士夫
家族減り野沢菜漬けも漬け惜しむ 依子
政治家の言の葉枯れ葉舞う世界 謙三
寄り添って互いの不調癒し合う 千賀子
ハムスターたぬき寝入りか冬眠か 恵美子
- 楽しい川柳 千曲川柳会 23/12
楽しい川柳 千曲川柳会
選者 宇沢伊十
うちの猫天に召されて星になる ふじ子
楽じゃないが平和な日本まあいいか 豊和
老けたネと云われ内心テメエこそ 義忠
ゆったりと通る信号すべて青 ひろ子
早や早やと届く歳暮に面食らう 俊明
久々の歌と笑顔の長寿会 義子
来年も頑張るつもり日記買 長茶
- 楽しい川柳 千曲川柳会 2310
楽しい川柳 千曲川柳会
選者 宇沢伊十
同窓会枯れ木も山のにぎわいに 重隆
涙する友の電話にもらい泣き 節子
受けた球愛で包んで返します 正文
円安は渋沢さんのせいじゃない 純
沢山の興味老後のバイブルに 恵美子
コスモスが咲き誇るけど夏日です 謙三
雨降って地面柔らか種ニコリ としを
- 楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十 2310
楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
毛皮着てネコのミーちゃん辛かろう ふじ子
暑くても名の日忘れず彼岸花 すみえ
近頃は孫との将棋又あとで 富士夫
祝敬老思い複雑世代間 豊和
支え合い仲良く暮らそ両隣 義忠
虫の声垂れた稲穂の影でする ひろ子
庭に蝶こぼれ話しを置いてゆく 依子
- 千曲川柳会 楽しい川柳 選者 宇沢伊十
千曲川柳会 楽しい川柳 選者 宇沢伊十
本を買い読むぞ枕も用意して 重隆
川柳と心モヤモヤ話し合う としを
この暑さ煩悩までも認知症 謙三
濃いコーヒー飲んでスイッチONにする 恵美子
健康に良いサプリ財布に悪い 俊明
半世紀断捨離迷うオルゴール 義子
少子化で忘れちまった子守歌 長茶
- 楽しい川柳 千曲川柳会 2308
楽しい川柳 千曲川柳会
選者 宇沢伊十
挨拶の上手な子ほどにこにこと 依子
真夏にはまつりばやしがよく似合う しげる
健康という財産は散歩から ひろ子
にこにこ顔早く見たいねウクライナ 豊和
アルプスを染めてお日様又あした 義忠
イケメンも自分磨きに日々努力 節子
今更に父母の言葉が胸に落ち 正文
- 楽しい川柳 千曲川柳会
楽しい川柳 千曲川柳会
選者 宇沢伊十
新年度慣れぬ手つきで当番日 豊和
スイトピー活け青春よぎる淡い恋 節子
金はない泥棒よけの貼り紙を 重隆
句も然り具材火加減調味料 義忠
かすむ目をカッと見開き未来見る としを
南高守れぬ詫びに歌謡ショー 俊明
新緑に心のポエム微動する 謙三
- 楽しい川柳 千曲川柳会
楽しい川柳 千曲川柳会
選者 宇沢伊十
産声をあげて命が開かれる 依子
友の話心開いて聴いてみる 千賀子
教えてよ貴方の想い開けゴマ 正文
手の平を開いて見てる運不運 ひろ子
財布の愚痴開いた口が塞がらぬ 純
花々もきっと人々見つめてる しげる
春霞風流じゃない黄砂だよ すみえ
- 楽しい川柳 千曲川柳会
楽しい川柳 千曲川柳会
選者 宇沢伊十
婆ちゃん子一枚多く着込んでる としを
厚着して手足の動き雪だるま ふじ子
厚着をしても寒い寒いとカラ財布 長茶
陽光が厚着の背をノックする 義子
偏差値が教えてくれたブンノクボ 義忠
願掛けにかつ丼作る母の愛 恵美子
山当たり鉛筆踊る答案紙 富士夫
- 楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
背なを押すうぬぼれがいて
生きられる 正文
グチってもどうにもならぬ物価高 俊明
お疲れ様引継ぎ終えて軽い肩 豊和
満開をアピールしてるボケの花 節子
母を追う父の姿は下駄の雪 重隆
老化より退化が寧ろ心配だ 謙三
- 楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
楽しい川柳 千曲川柳会 選者 宇沢伊十
今わたし食べて喋って至福時 ふじ子
福引もお大尽こが大当たり 純
お歳暮をやるかやめよか八十路過ぎ としを
番狂わせが日本中を盛り上げた しげる
当たるかも夢はでっかく祭りくじ 依子
嫁さんの実家へ迷う初歳暮 恵美子
- 千曲川柳会 楽しい川柳 22/12
千曲川柳会 楽しい川柳
選者 宇沢伊十
刈り入れの黄金の束にホッとする 順子
あれちとはよくぞ言ったね川に瓜 すみえ
込みあげる涙で友の弔辞書く 義忠
捨てようか懐かし写真手が止まる 節子
家電でケータイ探す老いの日々 俊明
幾重にも包んだ恋が燻りだす 正文
レシピなし愛のこもった母の味 重隆
- 千曲川柳会 楽しい川柳 2211
千曲川柳会 楽しい川柳 選者 宇沢伊十
バイエルの曲と虫の音ハーモニー 恵美子
川柳をひねり認知を堰き止める としを
円安が内部留保をまた増やす 純
あと少し今年も終わり焦りだす ふじ子
新米と高い秋刀魚と誕生日 ひろ子
神事のみ今年も静か村祭り 豊和
- 楽しい川柳 千曲川柳会
楽しい川柳 千曲川柳会
選者 宇沢伊十
庭のトマト 想定外の 美味うれし 千賀子
雨上がり 腰が泣きます 畑仕事 富士夫
燃料高 自転車修理 フル稼働 依子
高原の 美味い空気が 活をくれ 義子
宗教は 組織化すれば 堕落する 謙三
拍手のみ 声援なしは つまらない しげる
物忘れ 甲乙つかぬ 老二人 長茶
- 千曲川柳会 楽しい川柳
千曲川柳会 楽しい川柳
選者 宇沢伊十
ひと夏に一度は見たい空の花 すみえ
この国にまだいた怖きそ撃犯 義忠
気候変動俳句にならぬ季語のずれ 重隆
雨降るな千曲川殿お静かに 順子
無意識に羊かぞえて夜が明ける 節子
手花火に幼き日々の夢はじけ 正文
虫の音がじっくり聴けば耳の音 俊明
- 千曲川柳会 楽しい川柳
千曲川柳会 楽しい川柳
選者 宇沢伊十
錆びてきた脳に畑のごまを炒る 依子
困ったな民の苦しみ官知らず しげる
梅雨時はバラの香りで深呼吸 謙三
逆送をしてもいいんだ人生は としを
特売品所狭しと年金日 ひろ子
新発見耳はメガネのためにある 純
おうち時間葬儀と見舞いあっと過ぎ 千賀子
- 千曲川柳会 楽しい川柳
千曲川柳会 楽しい川柳 選者 宇沢伊十
寒暖差ごった返しのタンス内 恵美子
コロナ世で行く所あった畑仕事 ふじ子
スマホ派に囲まれ肩身狭いボク 富士夫
逆らわばボタン押すぞと無法者 義忠
御開帳元気でいるぞ七年後 義子
結願にまだ先見えぬウクライナ 豊和
ため息とグチはセットで日々暮らす 長茶