陶芸家・石坂徳平さんの『半桂陶房』

陶芸家・石坂徳平さんの『半桂陶房』

県内最大級の薪窯(桑原)

石坂徳平さんの作品
薪窯は大(写真)、小の2つと灯油窯1つがある
森林に囲まれた「半桂陶房」

屋代在住の陶芸家・石坂徳平さんの陶房「半桂陶房」は市内桑原の山中にある。平成元年にこの場所に作られた陶房には、作業場のほかに大型の薪窯2基が備えられている。このような本格的な薪窯は長野県に15~20基程度。北信では5~6基しかなく、県内でも最大級のものだという。

 窯で使う薪は3m近い高さまで積み上げられ小屋を埋め尽くしているが、石坂さんによると「薪を作るだけで何カ月もかかる」という。大小2基の薪窯を使用するのはそれぞれ年1回が限度だそうだ。

 陶房は近隣の陶芸家や愛好者のほか、市内で石坂さんが主宰している「更埴陶芸愛好会」の会員らが作陶に利用している。

 なお、9月8日から12日まで篠ノ井の人形の山川・月宮殿で「石坂徳平 中澤明子二人展」が開催される予定。

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