強盗対応訓練を実施 (長野信用金庫戸倉支店) 千曲警察署 更埴防犯協会連合会

 強盗対応訓練を実施 (長野信用金庫戸倉支店)

千曲警察署と更埴防犯協会連合会では12月3日、長野信用金庫戸倉支店で強盗対応訓練を実施した。訓練内容は凶器を所持した犯人が店内に押し入り、現金を要求して強奪するとの想定で行われ、千曲署の署員が強盗役に扮した。長野信用金庫では戸倉支店のほか、上山田、稲荷山、屋代、坂城の各支店からも合わせて20人余りの職員が参加した。

 訓練ではカウンター窓口で強盗役が職員に刃物を突き付けて、職員に札束をバッグに入れるよう強要し、100万円分を奪って逃走した。職員が非常通報を行い、実際に警察からかかってきた電話で犯人の特徴などを伝えた。訓練終了後に強盗役の署員が戻ってくると、通報した内容と照合。服装の色やサングラスの有無など実際と異なっていた部分を確認し、切迫した状況では記憶違いが起きやすいことなどを体感させた。

 戸倉支店の和田敦支店長は「非常に緊張感を持った良い訓練が出来たと思う」と感想を語った。千曲署生活安全課の春日直仁巡査部長によると今年は県内での金融機関への強盗事件は発生していないが、過去年末には増加する傾向があるとして「不審者を目撃したら無理に自分で対応しないで110番通報してほしい」と話し「年末にかけてより一層防犯意識を高めてほしい」と訴えた。

強盗対応訓練の様子

(長野信用金庫戸倉支店)