「人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会」開催
12月10日は「世界人権デー」。7日、坂城町文化センターで「令和6年度・人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会」が開催された(主催・坂城町、坂城町教育委員会、坂城町社会福祉協議会)。坂城町では町民一人一人が共に支え合う人権意識を養い、福祉に対する理解を進める明るく住みやすい「自律のまちづくり」を進めている。今年の集会では村上小学校の4年生が「私たちが育てた人権の花」として、人権学習の活動を発表。「人権の花運動」は花の種子などを、子どもたちが協力し育てることで、生命の尊さを実感し、優しさと思いやりの心を体得することを目的としたもの。4年東組では4月に5種類の花の種(百日草、マリーゴールド、アスター、美女なでしこ、キバナコスモス)を人権擁護委員から贈呈され、ベランダで育てた。障がい者支援施設・ともいきライフ月影とは共同で花の植え替え作業をして交流した。
小学生の発表に続き、記念公演として劇団・新制作座による舞台「泥かぶら」(作・眞山美保)を上演。物語では醜い顔のせいで村人からいじめられ、荒んだ生活を送っていた少女・泥かぶらが、旅の老人からの教えを受けて次第に本当の美しさ、他人を思いやる心を身に付けていく。舞台には村の子ども役で村上小の児童6人が出演し、歌声を披露した。
村上小学校4年東組 による活動発表
「泥かぶら」を上演した 劇団・新制作座