コミュニティ・フリッジ 「みんなの冷蔵庫ちくま」をスタート
更埴ライオンズクラブ(以下LC)では個人や企業などから助け合いの精神で食料品や日用品を提供してもらう「みんなの冷蔵庫ちくま」を立ち上げ、12月10日に杭瀬下の事務所でオープニング式典を執り行った。
これは「コミュニティ・フリッジ(公共の冷蔵庫)」と呼ばれるヨーロッパで始まった運動で、長野県内での実施は初。食料品は更埴LCの事務所内に設けた倉庫「みんなの冷蔵庫ちくま」内に保管し、支援を必要とされる人たちが無料に取りに来られる仕組みになっている。利用者は「千曲市在住の18歳未満の子どもがいる家庭」で「児童扶養手当受給者」「就学援助受給者」やその他の自立支援対象者などが対象となっている。利用を希望する人は登録フォームを更埴LCに提出し、認定を受けるようになっている。同様に寄付を行う個人や団体・企業も登録を行う。
寄贈された食料品などを受け取れるのは毎月第2・第4日曜日の午前10時から午後3時の間。事務所の窓口で登録カードを提示して、食料品などを持ち帰ることが出来る。倉庫の広さは15㎡で、現在は棚が設置されていて、11月のフードドライブで集まった米などの食料品や日用品が並べられている。来年度には大型の業務用冷蔵庫を入手して倉庫内に設置する予定。更埴LCによれば「これまでのフードドライブでは扱えなかった野菜や根菜類なども保存することが出来るようになる」という。また、今後は現在作成中のホームページやSNSで周知していきたいとしている。
【問い合わせ】026‐272‐4500 更埴LCまで
更埴ライオンズクラブ 倉庫内の棚に並べられた食料品
オープニング式典(写真上)
記者会見(写真下)