一重山みらい会議 「漫画屋代秀正」出版記念講演会を開催
「漫画で読む家康の軍師屋代秀正」の出版を記念して11月24日、監修を務めた村石正行さん(長野県立歴史館文献史料課長)の講演会を千曲商工会館で開催した。村石さんは最初に千曲市の山城の特色について解説。続いて文書から屋代秀正の足跡を読み解いていった。武田家滅亡後、屋代氏は上杉家に服属するが、軍功記などには秀正が小笠原氏や真田氏との戦いで大きな功績を残していることが記されている。勢力圏の「境目の武士」だった信濃の武将は情勢に応じて結びつく大名を変えていった。最終的に徳川家康の軍監となる秀正は大坂冬の陣に出陣。村石さんは秀正が佐竹義宣の戦いの様子を伝えている文書を今年11月、新たに確認したことも報告した。村石さんは「秀正の文書も一杯残されており、城もしっかり残っている。これは地域にとって大きな文化財」と話した。
講演会終了後には村石さんと来賓を招いてホテルうづらやで出版記念パーティーを開催した。
村石正行さんの講演

今年度の整備作業を終了
一重山みらい会議では11月16日に今年度の最終作業を実施。1~3の曲輪で草刈りと伐採した木の製材を行った。今年一番の寒さとなったが、雪化粧した北アルプスが望める好天での作業となった


