439人が二十歳のお祝いに出席
令和6年度 千曲市成人式開催 「桜梅桃李」自分だけの花を咲かす 新たな門出の日
令和6年度千曲市成人式が1月12日、上山田文化会館で開催された。20年前の平成16年度(2004)は千曲市が合併して初めて迎えた年度に当たる。成人式の対象者は643人(男329人・女314人)で、439人が出席した。出席者は市内の9つの小学校区ごとに着席し、開会の言葉に続いて、国歌と千曲市歌を斉唱した。
実行委員会が決定した今年のテーマは「桜梅桃李」。桜や梅、桃、李(すもも)などがそれぞれ美しい花を咲かせるように、人と比べることなく自分の良さを大切に“自分らしく生きる”という思いが込められた。
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力強く「誓いの言葉」を披露
式典で誓いの言葉を述べたのは谷口実結(みゆ)さん(戸倉地区)と吉田哉輝(としき)さん(埴生地区)。谷口さんは壁にぶつかった時に支えてもらった経験に触れ「私たちが果たすべき責任は支えられる側から支える側に変わること」だとして、地域社会の中で「小さな力でも誰かを助けていく行動を心がけていく」と語った。学校の教師を目指しているという吉田さんは「教員はこれからの社会を築いていく芽を育てる大切な職業」として「これまで受けてきた温かい支援を、教員という職業を通してお世話になった方々に少しでも恩返しをしていきたい」と述べた。二人とも「挑戦をし続けていく」という思いを力強く訴えていた。
笑顔があふれた「二十歳を祝う会」
式典に続いて行われた「二十歳を祝う会」では各小学校の入学式や音楽会の懐かしい映像が上映。仲間たちの姿を発見し、会場は笑いと歓声に包まれた。また、実行委員会のメンバーが収録した小学校の恩師からのビデオレターも公開された。
後半には昨年に続いて千曲市PR大使を務める吉本興業のお笑いコンビ「鬼越トマホーク」の二人も祝福に駆け付けた。際どい時事ネタも絡めつつ仲の良さを感じさせる軽妙なトークに会場は大いに盛り上がった。
戸倉小学校出身の坂井良多さん(良ちゃん)は当時を振り返り「戸倉にいたころは全然友達がいなかった」そうだが、吉本興業で(相方の)金ちゃんと出会うことができたと明かし、人との出会いを大切にすることの重要性を訴えかけた。また、会場からの質問にも一人一人丁寧に答え、貴重なアドバイスを送っていた。
誓いの言葉 吉田哉輝さん(左)・谷口実結さん(右)
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成人式会場の上山田文化会館
鬼越トマホークの二人 (左)良ちゃん (右)金ちゃん
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実行委員会の皆さん
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