令和7年度千曲市社会福祉大会 弁護士・菊地幸夫さんの記念講演も開催

令和7年度千曲市社会福祉大会 弁護士・菊地幸夫さんの記念講演も開催

 10月10日、令和7年度の千曲市社会福祉大会が上山田文化会館大ホールで開催された。式典では社会福祉の発展やシニアクラブ活動に功績のあった関係者の表彰が行われた。また、長野県共同募金会会長表彰では、赤い羽根共同募金で学校や職場で多年にわたり募金活動を継続している屋代中学校と協伸精機㈱に感謝状の伝達が行われた。受賞者を代表して9年にわたり社会福祉協議会監事を務めた髙松久男さんが謝辞を述べた。

 今年度はテレビ番組の出演などで知られる弁護士の菊地幸夫さんが「成年後見制度」についての記念講演を行った。現代は高齢者の8人に1人が認知症と言われ、その数は数百万人に達するとされる。判断能力が失われた人の遺産分割や遺言能力での紛争が起きており、それをサポートする後見人の必要性が増しているが、後見制度の利用はあまり進んでいないという。菊地さんは段階により「後見」「保佐」「補助」といった種類があることなどを説明し、制度への理解を求めた。

社会福祉協議会会長感謝状の贈呈

記念講演の様子