住宅火災の初期消火 坂城消防署で表彰式
4月に南条地区で発生した建物火災で消火活動を行った3人に坂城消防署長から感謝状が贈られた。4月1日17時30分ごろ、同地区在住の宮嶋英樹さんと田中昌樹さんが黒い煙が上がっているのを発見。帰宅途中だった上田市の織間恵太さんと協力して消火栓からの消火活動と消防への通報を行った。また、建物の住人を安全な場所まで誘導。消防車が到着した後も消防署員と連携し、延焼防止に努めた。宮嶋さんと織間さんは消防団員の経験があり、迅速な消火活動を実施。また、田中さんは火災のあった地区の組合長だったため出火した住宅の家族構成についても把握をしており、確認や避難誘導が出来たという。
6月12日に坂城消防署で行われた表彰式には3人とも出席して表彰を受けた。受賞後「11年くらいの消防団経験があったので火災現場に走って行けた。こういう活動が出来て良かった(宮嶋さん)」。「ほかにも交通誘導してくれた人などもいて色んな人の協力があった。皆さん全員の賞状だと思っている(田中さん)」「勤めている会社の地元への力になれたのは自分自身も会社としても大きなことだと感謝している(織間さん)」と話してくれた。
表彰式の様子
前列左から宮嶋さん、田中さん、織間さん