信州大学教育学部と千曲市教育委員会が連携

信州大学教育学部と千曲市教育委員会が連携

 千曲市教育委員会は信州大学教育学部と教育についての連携協定を結び、3月11日に締結式が行われた。式では小松教育長と信州大学教育学部・村松学部長が協定書に署名し、会見した。この協定は相互に連携・協力し、学校教育・幼児教育の充実や教員研修、調査など5つの項目で協力する内容となっている。

 村松学部長は市町村単位ではなく部局単位での協定は初ということで、協力体制の充実に期待を示した。以前から千曲市では信州大学から教授を招き、学力向上やGIGAスクール構想などへの協力を得ている。小松教育長は部局単位の提携により「より小回りの利く」形になったと語る。具体的な連携内容については協定に基づき協議するという。

 また、市では「こどもまんなか宣言」を受け、新年度より教育部がこども・教育部に改編。こども未来課と保育課が移管される。小松教育長は「幼稚園、保育園で年長までに培った力を小学校入学後もスムーズに移行したい」と語り、今回の連携で“学びの一元化”のための接続カリキュラムの研究に意欲を示した。

市役所での協定書締結式

(写真提供:千曲市秘書広報課)