千曲市・坂城町など5団体 基本計画に合意 上田長野地域水道事業広域化

千曲市・坂城町など5団体 基本計画に合意 上田長野地域水道事業広域化

第6回協議会千曲市役所で開催

上田長野地域の水道事業広域化を検討する「第6回上田長野地域水道広域化協議会」(会長・荻原健司長野市長)が11月4日、千曲市役所で開催された。この協議会は長野県と長野市、上田市、千曲市、坂城町によって、令和6年4月に設立。人口減少に伴う水需要の減少や施設の老朽化といった課題を解決するため、上田長野地域にある県企業局および3市の上水道事業の統合を目指すというもの。新たな送水管を整備し、バックアップ体制の構築や多様な水運用が可能となるよう検討している。今回これまで協議を重ねてきた基本計画案について、全ての構成団体が合意を表明。地元住民から広域化に対して慎重な意見もある上田市も合意をしたうえで「場合によっては事業統合にこだわらない連携のあり方や、別の選択肢も排除せず真摯に議論を進めていきたい(土屋陽一市長)」とした。

また、新たに小川修一市長と山村弘町長が土屋市長に加えて副会長に選任された。今後は2~3年後を目標に企業団の設立を目指すとしている。(次回の協議会の開催日程は未定)。

第6回協議会の様子(写真:千曲市提供)

「上田長野地域水道事業広域化に関する論点整理」より抜粋

現在の送水管計画中の新しい送水管

(注)第3回協議会(R6年10月)時点の資料※現在検討作業中