国道18号バイパスと高速道路IC 千曲坂城地域の産業連携 道路ネットワーク構想
東西・南北のICを結ぶ連携軸
千曲市と坂城町で両地域を走る2本の高速道路のインターチェンジ( IC)を軸に工業地域を結ぶ「千曲・坂城地域産業連携道路ネットワーク」の構想が進んでいる。この地域産業連携軸は、上信越道・更埴ICと事業化が決定した(仮称)屋代SIC、長野道の姨捨SICに加え、更に坂城ICまでを含んだエリアの国道・県道・市道・町道等の周辺道路とのアクセス向上を図る壮大なものだ。千曲川を挟んだ千曲・坂城の各地域が偏らずにバランスよく発展していくことを目指している。
国道18号バイパスと姨捨SIC
この構想のうち川西地区でキーとなるのが国道18号バイパスだ。7月10日に今年度の新国道上田篠ノ井間建設促進期成同盟会の定期総会が開催された。昨年度は稲荷山~塩崎間でトンネルの内装や歩道橋基礎工事が実施。同盟会では事業化区間の早期完成の要望を採択した。
力石から八幡までの新規事業化要望区間は約9キロ。バイパス道路の事業化を見越して新たな都市計画道路の計画が進む。建設中の若宮線は令和10年度完成予定だ。県道77号長野上田線の渋滞緩和への寄与が期待される。さらに実現が待たれるのが西の玄関口・姨捨SICのフルインター化。市では今年度、周辺道路で融雪装置の整備を計画している。
建設が進む稲荷山~塩崎間(写真は稲荷山)

千曲・坂城地域産業連携 道路ネットワーク(案)
