国重要無形文化財「雨宮坐日吉神社の御神事」保存会 長野県文化財保護協会から表彰

御神事踊り保存会 長野県文化財保護協会から表彰

国重要無形文化財「雨宮坐日吉神社の御神事」が長野県文化財保護協会の令和5年度文化財保護功労者表彰に選ばれた。5月17日に県長野合同庁舎別館で表彰式が行われ、御神事踊り保存会のメンバー4名が出席した。保護功労者表彰は東信・北信・中信・南信から各一団体が選出。過去に千曲市では大池の百八灯育成会、坂城町からはさかき歴史同好会などが表彰を受けている。

 御神事踊り保存会の久保仁会長によると、同保存会は昭和32年に現在の形となり、日吉神社の総代経験者を中心に組織されてきた。御神事は笛、太鼓、獅子などについてそれぞれ伝承指導者がおり、技術や所作などを引き継ぐ。雨宮地域では定期的に合同研修会を神社近くの雨宮会館で行い、3年に一度の御神事に向けて練習を続けている。今年はコロナ禍を乗り越え、規模を縮小して6年ぶりの御神事が執り行われた。

表彰式当日の様子

(写真提供・保存会久保仁会長)