地域と学校が教育活動で連携(更級小学校)「さらしな楽校」開校式

地域と学校が教育活動で連携(更級小学校)「さらしな楽校」開校式

5年後には全校生徒数が100人を切ると予測されている更級小学校。地域の大人たちが、学校により深く関わりを持とうという取り組みが進められている。昨年度から始まった「さらしな楽校」の開校式が5月23日、更級小学校で開かれた。この取り組みは地域と学校が連携し、子どもたちの体験活動を共に創造することを目的として始まったもの。年間を通じて大人たちが子どもと同じ立場で、遠足や登山など様々な体験活動や学校行事等を一緒に行う。

 昨年度は10人の大人が参加したが、更級小の松澤校長によると「感想はとても好意的なものばかりだった」とのこと。講座数を増やしたところ今年度は参加者が8人増加し18人となった。冠着山登山をはじめ、棚田米の栽培や味噌づくり、リンゴの収穫などが予定されているほか、10月の縄文まつりにも全校児童とともに参加する。

 開校式には12人が出席し、自己紹介のあと各自に受講証明証が渡された。式終了後には参加講座ごとに日程の確認などを行った。昨年に引き続き参加のさらしな杏農園の山岸さんは、今年自身の農園で杏の収穫体験を実施する予定だ(6月中)。

開校式の様子(更級小学校)