坂城町でニジマス釣り大会
6月15日、更埴漁業協同組合主催の千曲川ニジマス釣り大会が開催された。この催しは魚釣りを通して子どもたちに千曲川の自然に親しんでもらうことを目的に行われており、御堂川の合流地点の会場には小中学生と同伴の保護者ら40人ほどが集まった。開会式には山村町長、塚田教育長らも出席。およそ90キロのニジマスが放流された千曲川の河川敷で、子どもたちはライフジャケットを着用して釣りに挑戦した。
この日は晴天のなか風もあったため爽やかな絶好の釣り日和。水温が高いこともあってか、あまりニジマスの反応は良くなかったが、見事釣り上げた子どもたちは大喜びで、自然との触れ合いを楽しんだ様子だった。2時間ほどの釣りの後、集計作業の間に参加者は河川敷のごみ拾いを実施した。その後、釣ったニジマスの成果に基づいて表彰が行われた。更埴漁業協同組合の久保正治組合長は近年の猛暑で水温が高くなり過ぎているため開催時期を早くするか、遅くするかどうか検討しているという。
千曲川は5年前の東日本台風で漁場が大きな被害を受けたが、元の姿に戻りつつある。今年も4月以降、万葉橋~大正橋付近等でニジマスの放流を行った。久保組合長は「出来るだけ千曲川にお客さんを呼びたい」と語る。同漁協では4月にも平和橋周辺で千曲市内の小中学生を対象としたニジマス釣り大会を開催している。
ニジマス釣り大会の様子