坂城町と千曲市の果実集荷・出荷を一元化 ちくま果実流通センターが竣工
JAながのでは老朽化していた坂城町のちくま果実流通センターの改修作業が完了。屋根と敷地内の通路を補修したほか、新型の選果機を2台入れ替えた。これまでは千曲市八幡のちくま西部流通センターと二カ所で作業を行ってきたが、りんご、桃、ネクタリン、ラ・フランス、キウイフルーツなどは坂城の施設に一元化し、業務の効率化を図る。
6月に竣工式が執り行われ、7月3日から新しい選果機が稼働を開始。ネクタリンなどの出荷を行った。新型の選果機で農産物に光センサーを当て大きさや等級・傷の有無などを判定し、自動で仕分けする。改修工事には国と坂城町、千曲市の補助金が活用された。一方、ちくま西部流通センターでは引き続きキノコなどの出荷作業を行う。
ちくま果実流通センターは昭和51年(1976)の建設。最も多く取り扱っている果実はりんごで、年間1700トンの出荷見込みだという。これから桃の出荷シーズンが最盛期を迎える。
(右)改修されたちくま果実流通センター
(左)新設備での桃の選果作業