新任校長先生の紹介(後編)

上山田小学校・飯島校長

 生まれも育ちも内川という飯島稔校長。これまで大岡小、屋代小、更級小などで教壇に立った。担当教科は理科。子供のころから理科が大好きでそれに関係した職業に就きたいと思っていたという。子供たちには 「色んな事に興味を持って探求していく、突き詰めていく面白さを体験してほしい」と語る。
 上山田小は再来年150周年を迎える。父母教育会という名称のPTAの活動も盛んで、地域では「上山田の子どもを守る会」や「上小応援団」といった地元の方たちが子どもたちの育成に関かつている。上山田小は今年度から全学年が1クラスとなってしまったが、

子どもたちはちゃんと頭を下げて挨拶も良くできる」とはかの学校以上に礼儀正しいことを美点にあげる。
 また、校内にはおよそ40年前に一人の児童の発案で建立された筆塚があり毎年集会を開催しているなど、物を大切にする心が養われているのも特色だ。
 飯島校長は「子ども一人一人が安心であって、笑顔があふれる学校にしていきたい」と話した。

屋代中学校・北沢校長

屋代(粟佐)の出身。自身も屋代中の卒業生だが、教師としても勤務していたため、「これで屋中は3度目になる」と話す。専門は技術、理科、社会科。
 17年ぶりに戻ってきた屋代中だが、「無言で黙々と床を磨く姿や気持ちの良い挨拶など伝統は守られている」と感じたという。生徒の印象も素直な子が多いとのことだ。
 昨年来のコロナ禍のなかで、学校行事に大きな影響が出ているが「止めてしまうのは簡単だが、やれる方向を探りながら学びの場を保障していきたい」と話す。ちなみに修学旅行については北沢校長の着任前だが、行き先を関西方面から東北地方に変更し、すでに研修旅行という名前で実施している。
 最後に理想とする学校について尋ねたところ 「多様性を重視して、他者と連携し共に歩んでいくような力。良好な人間関係性を構築できる力を中学段階で付けていかなければいけない」との答えが返ってきた。
 いまの子どもたらは22世紀まで生きる世代になる。「教えられた知識もすくに陳腐化する時代。新しいものは自分から学んでいってばしい」と願いを語ってくれた。
飯島 稔校長