更埴ライオンズクラブ フードシェアリング「みんなの冷蔵庫ちくま」

更埴ライオンズクラブ フードシェアリング「みんなの冷蔵庫ちくま」

今年1月より個人や企業から提供された食料品などを支援が必要な人に配布する取り組み「コミュニティー・フリッジ(公共の冷蔵庫)」を始めた更埴ライオンズクラブ(LC)。「みんなの冷蔵庫ちくま」では杭瀬下の更埴LC事務所内に提供された食料品や日用品を保管・管理している【写真・上】。ここまでおよそ60社、30人からの提供を受けており、40人程の登録者が利用しているという。6月には念願の業務用の大型冷蔵庫も設置し、野菜など日持ちしない食料品も保管できるようになった。

11月11日には市内八幡の金属切断機器メーカー・日酸TANAKAから新米の提供を受け、事務所内で寄贈式を行った。同社では今年、千曲市の「棚田貸します制度」を利用して社員が姨捨で農作業を行い、棚田米を収穫した。今回その収穫したばかりの棚田米(30キロ)を「みんなの冷蔵庫ちくま」に寄付したもの。日酸TANAKA事業本部の神尾俊行さんは「社会貢献活動の一環として今年度から棚田米作りに参加した。支援を必要とされる方に使っていただければ」と述べた。更埴LCでは今回の棚田米を2キロずつ小分けに袋詰めして提供する予定。

同LCで定期的に千曲市役所駐車場で実施しているフードドライブで寄付された食料品なども「みんなの冷蔵庫」で提供している。前回11月のフードドライブでは丸善食品工業、テーブルランド㈱など4社から同社の商品類(約1トン)の提供を受けている。

また、同LCの「みんなの冷蔵庫ちくま」創設事業は長野県の「令和6年度地域発元気づくり支援金」の知事特別表彰事業に選定された。今月23日には県庁で表彰を受ける。

(右)日酸TANAKA 神尾俊行さん (左)更埴ライオンズ クラブ山口和紀会長

「みんなの冷蔵庫ちくま」は皆さまからご提供(寄付)された食料品や日用品を更埴ライオンズクラブ事務所内に設けた倉庫で管理・保管し、支援を必要とされる方々に都合の良い時に無料で取りに来ていただける仕組みです。ご提供を希望する方、支援を希望される方ともに登録制となっていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

更埴ライオンズクラブ

『みんなの冷蔵庫ちくま』

【問い合わせ先】

更埴LC026-272-4500