水難救助訓練 千曲坂城消防本部&千曲警察署 連携と技術向上で水難への備え

水難救助訓練 千曲坂城消防本部&千曲警察署 連携と技術向上で水難への備え

 プール開きを控えた千曲市民プールで、恒例の千曲坂城消防本部と千曲警察署合同の水難救助訓練が実施された。7月16日の訓練には消防本部署員20人と警察官10人が参加。ゴムボートを使用した要救助者えい航訓練では流水プールを使って要救助者を救出し、安全な場所への移動を行った(写真右下)。高所や車椅子の要救助者を想定して訓練にはドローンも活用。上空から要救助者の状況や位置などの情報を収集した。

 競泳プールではおぼれている人の救助や、水難救助資機材の取り扱い法についての訓練。着衣のままで泳いだり、胴長(ウェーダー)の中に水が入ってしまうと大変な重さになり、動きにくくなることを体験した(写真左下)。

 また、訓練に先立ち神奈川県厚木市で開催される「第53回消防救助技術関東地区指導会」へ出場する消防署員の消防長査閲を実施。丑丸俊輝さんと梅田凌空さんが訓練の成果を披露した。大会出場に当たり、丑丸さんは「自分との闘い。その中で自己ベストを出したい」、梅田さんは「県代表として地域の皆さんに信頼を感じてもらえるような成績を収めたい」と抱負を語った。

関東地区指導会に出場する 丑丸さん(右)と梅田さん(左)