異業種理解プログラム 県内企業と市役所職員によるワークショップ
市職員と民間のビジネスパーソンが地域課題解決のために話し合うワークショップ(WS)をNTT東日本と千曲市が共同で開催した。NTT東日本では異業種の交流を行っており、昨年から自治体も交えた形に発展。今年は千曲市が抱える課題について2回にわたるWSでグループ毎に話し合う。
11月21日、千曲市市民交流センター「てとて」で開催された1回目のWSにはNTT東日本をはじめとする6つの県内企業・団体(エムケー精工㈱、信濃毎日新聞㈱、長野県信用組合、長野都市ガス㈱、メディカルケア㈱)が参加。千曲市の職員も加わり、それぞれ5つのグループに分かれた。
最初に現在千曲市が抱える課題から複数のテーマを設定し、市の職員から内容を説明。各グループはその中から「子育てしやすいまちづくり」「若者・女性に優しいまちづくり」「DXの推進」などのテーマを選択した。その後、グループディスカッションを通じて課題の分析、解決に向けた方策を検討して最後に発表を行った。
今回参加した職員や企業の社員らは20代から30代の若手が中心。WSの事務局を務めたNTT東日本長野支店の村瀬輝光課長は「民間と行政の交流の場はあまり無いが、自治体が参加することで課題のリアリティを知ってもらうことができる。参加者が若いので将来にわたる人脈形成という意味でもメリットがあるのでは」と話した。今回の課題を持ち帰り、来年1月に同社長野支店で2回目のWSを実施する予定だ。

千曲市職員と民間の若手による グループディスカッション
