10月6日「白井ゆみ枝展 うごめく 息づく ころがっていく」のオープニングセレモニーが執り行われた。上田市出身の画家・白井ゆみ枝さんは作品やオブジェによって空間を作品として体験させる「インスタレーション」の展示を行うアーティスト。今回の展示会も館内レイアウトは白井さん自身の手によるもので、油彩作品やオブジェを配置し、各テーマ毎に4つの空間を演出している。
メイン展示の「千曲LINE2024」では丸い大きな円に描かれた複数の油彩作品が出迎える。円の大きさは1700ミリ~2200ミリと圧倒的な存在感を放つ。このほか吊るされたオブジェが空調で揺らぎ、刻々と表情を変えるなど、これまでの展示会とは一味違う空間が形作られており、館内全体を作品として体感する事が出来る。「白井ゆみ枝展」は千曲市アートまちかどで現在開催中(11月17日まで)。
このほか関連イベントとして、白井さんが戸倉上山田中学校で美術クラブの生徒らとエントランスのガラスに作品を共同制作。会場近くの自動車工場ではシャッターへのペインティングも行った。また、11月2日(屋代駅周辺)と9日(戸倉上山田温泉街)には「ちくまの街トコトコ散策ツアー」を計画している。白井さんと共にアートな街歩きを楽しむ企画を実施する。定員は20名(要予約)。
補足情報(編集部より追記)
白井ゆみ枝さんの展覧会は、空間全体を使ったインスタレーション形式で展開されており、訪れる人々が「感じる」アート体験を味わえます。特にメイン展示の「千曲LINE2024」の大円形油彩作品は、圧倒的なスケールと迫力です。
また、地域密着型のアートイベントとして、戸倉上山田中学校や信濃自動車工場での共同制作は地域の子どもたちや職人たちとのコラボレーションの活動がありました。
「ちくまの街トコトコ散策ツアー」では白井さんご本人と歩きながら、アートを通じた新しい街の魅力を発見する機会が提供されます。