ジャコウアゲハ  生息地整備作業 「ジャコウアゲハ・ウマノスズクサを守る会」

ジャコウアゲハ  生息地整備作業

 生萱の沢山川に架かる本誓寺橋周辺はジャコウアゲハの生息地になっている。ここではNPO法人千曲市環境市民会議の「ジャコウアゲハ・ウマノスズクサを守る会」が毎年整備作業を行っている。ジャコウアゲハはウマノスズクサに卵を産みつけ、柔らかい葉を食べて成長する。だが、近年河川敷は外来種のアレチウリが大繁殖し、その影響でウマノスズクサは県の絶滅危惧種に指定。ジャコウアゲハも生息域を脅かされているという。活動を立ち上げた堀口強さんはチョウの専門家で「環境問題について何かできないかと考えていた」と話す。会では6月ごろに竹の支柱を立ててウマノスズクサを成長させ、周囲のアレチウリなどの雑草を刈り取ってジャコウアゲハの生息環境を整えている。9月22日には有志で今年最後の草刈りを行い、サナギや幼虫などは保護した。サナギは越冬し、来年春に羽化する。

「ジャコウアゲハ・ウマノスズクサを守る会」による整備作業