2024年始ご挨拶 

一般社団法人 ちくま未来戦略研究機構 代表  柴田文啓 

巻頭言

 あけましておめでとうございます。

 「ちくま未来新聞」をご購読賜り心から御礼申し上げます。又、日頃なにかとご指導、ご協力いただいております方々に厚く御礼申し上げます。

 私共「ちくま未来新聞」は、地域に密着した新聞を目指し、又、地域の皆様に愛されるローカル新聞を目指してこの四年間頑張ってまいりました。

 お陰様で月刊5500部に達し、千曲市と坂城町の皆様に色々な情報をお届けすることができたのではないかと思っております。又、皆様方の貴重なご意見を頂戴いたし、多くの方々にそのご意見を届けることができたのではないかと思っております。

 二十一世紀に入り、情報というものに対する要望や期待は、益々高くなってきております。そして、その情報に対する正確さと迅速さに対しては、常にレベルアップが求められております。又、情報機器の進歩と普及も目覚ましいものが見られる今日この頃です。

 その状況のなかで「新聞」という活字による情報提供が、現在及び将来どのようなミッションを持っているのかを考えてみました。

 結論から述べますと、そこに求められることは、その情報の正確さと速さですが、同時にその情報に対する社会の人々の意見がどのようなものであるのかが求められているのではないでしょうか。

 二十世紀迄は「正確さ」と「即時性」が新聞に求められておりました。それが二十一世紀になりますと、前述の「正確さ」と「即時性」の外に、その情報に対する社会の反応、人々の意見、そしてその情報に対して市民や社会の行動が記載されてきていることです。場合によっては、その情報に対する否定的な意見も載ることもあります。即ち「新聞」というのが、単なる情報伝達機能だけではなく、同時にその情報に対する賛否両論の議論の場となりつゝあるといえましょう。

 「情報」というものが一方通行から相互意見交流、及び新意見提供というステップアップ迄「新聞」に期待されるといえると思います。

 当「ちくま未来新聞」が二十一世紀新聞として、その任務を遂行する所存でございます。

 今後共ご指導、ご鞭撻の程宜敷くお願いいたします。

臨済宗妙心寺派 恵日山開眼寺住職


未来に夢や希望を持てるまちを目指して             千曲市長 小川修一

 昨年、千曲市は誕生20周年を迎え、式典をはじめ多くの記念事業を実施し、先人たちへの感謝の気持ちを抱きながら、市民の皆様と共に記念すべき年をお祝いすることができました。改めて、人と人との交流の大切さ、笑顔で集えることの喜びを実感した年でありました。

 一方、今日の加速度的な人口減少、少子高齢化の進展、頻発・激甚化する自然災害など、多くの課題があります。将来を見据えた持続可能な新たなまちづくりが求められていることから、市では、スマートインターチェンジや総合運動公園、日本遺産構成文化財である姨捨棚田や街並みの整備など着実に進め、人・モノ・文化の流れを市内全域に波及させ市域の活性化に繋げてまいります。

 市民の皆様が、千曲市への愛着を一層深め、市民としての誇りを育み、未来に夢や希望を持って、心豊かに笑顔で安心して暮らすことができるよう、引き続き邁進してまいります。


新年の挨拶                       千曲市議会議長 小玉新市

 新年あけましておめでとうございます。旧年中は市議会に対しまして深いご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 千曲市議会は昨年20周年を迎えることができました。当初54名でスタートした議員数も現在は20名で活動しています。新幹線新駅誘致断念や大型商業施設計画廃止など苦い経験もありましたが議員提案の条例も多く制定し、一般質問に「一問一答方式」をいち早く取り入れ市長等に「反問権」を付与するなど議会改革を進めてまいりました。

 これらの経験を基にタブレットによるペーパーレス化やズームによる会議に参加できるなど規則改正をし、今後も議会の透明化・DX化を進めてまいります。

 また議会の原則や基本姿勢、議会と市民、議会と市長との関係等を集約した「議会基本条例」を今年度中に策定し、市民と共に歩む議会を更に目指してまいります。

 本年度もどうぞよろしくお願い致します。


「輝く未来を奏でるまち」の達成に向けて            坂城町長 山村 弘

 明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、健やかに新年を迎えられましたこととお慶び申し上げます。

 昨年を振り返りますと、4月の統一地方選挙で町民の皆様の温かいご支援をいただき、4期目の町政を担わせていただくことになりました。SDGsの達成とデジタル変革への取り組みを共通テーマに、さらなる町の発展に取り組んでまいります。

 昨年は、学校給食費無償化や文化センター大規模改修、保健センターと老人福祉センターを複合化した新複合施設の建設など新たな取り組みが始まり、また、コロナ禍が落ち着いたことで、「第18回ばら祭り」や、第46回町民まつり「坂城どんどん」など、町内外から多くの皆様にお越しいただき、以前にも増して地域のにぎわいを取り戻すことができました。

 本年も誰一人取り残さない社会の実現を目指し、「輝く未来を奏でるまち」の達成に向け前進してまいります。

 皆様におかれましても、本年が良き年になりますようお祈りし、新年のごあいさつとさせていただきます。


新年の挨拶                       坂城町議会議長 滝沢幸映

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年5月8日に新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「5類」に引き下げられ、コロナ禍前の社会に戻って来ております。

 4年ぶりに町関係団体・協会の総会等が行われ、総会後の懇親会では様々な立場の方々との懇談、情報交換等人と人との交わりが戻り、今後の町づくりなど語り合う有意義な機会となってきたことは喜ばしい事です。

 世界の情勢は紛争等により非常に不安定で、円安、エネルギー・食料高騰問題など私達の生活、また、行政の事業戦略にも影響が及んでいます。議会の使命として行政の施策を最終的に決定するという重要な役割があります。今後も行財政運営など注視して参ります。

 結びに、ちくま未来新聞様の益々のご繁栄と、千曲市民、坂城町民皆様のご健勝とご多幸を祈念し、新春のご挨拶といたします。


 新しい年を迎えて 2024年 新年のあいさつ 

 続けて今月号では昨年の県会議員選挙(千曲市・埴科郡区)で当選されたお二人から今年の目標や抱負などをお聞きしております。(敬称略)

笑顔で いきいき暮らせる地域に 長野県議会議員 荒井武志

 皆様には、つつがなく辰年の新春を迎えられたこととお喜び申し上げます。

 とは申せ、新型コロナウイルス感染症は、3年以上もの長期にわたり私どもの健康や暮らしを脅かすとともに、地域の社会経済活動にも大きな打撃と停滞をもたらしました。加えて、長期化する円安やエネルギー価格の上昇に伴う諸物価の高騰が、日々の暮らしや産業活動をより困難にしています。

 新たな年の初めにあたり、物価高への着実な対応、移住・定住や出生の増加を見据えた少子・人口減少対策の推進、活性化につながる産業の振興、笑顔を取り戻す健康増進対策、災害緊急時や観光誘客につながる道路網の整備、生命や財産を守るための河川整備(遊水地を含む)などへの取組が重要と改めて考えるところです。

 これらへの着実な取組によって、様々な産業が活況を呈し、高齢者・若者・女性・子どもたちが、喜びを体感しながら笑顔で、のびのび・いきいき暮らしていけますよう全力で取り組む決意です。

 皆様のご活躍・ご多幸を心から祈念し、新たな年のごあいさつといたします。


 次の世代に平和で豊かな長野県を 長野県議会議員 竹内正美

 明けましておめでとうございます。

 皆さまにはお健やかに新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。

 昨年の県会議員選挙では、無投票ではありましたが、おかげさまで当選させていただくことができ、二期目となる議員活動では自民党長野県連女性局長を拝命し、地元千曲市・坂城町をはじめ県内外の現場を奔走し、各地で貴重なお声を聴かせていただいております。御期待を重く受け止め、おごることなくこれからも全力を尽くしてまいります。

 現在長野県は、世界規模の物価高騰、人材不足、少子化人口減少など、厳しい状況に直面しています。県民の皆様の暮らしや経済活動をしっかりと支えることでこの歴史的な難局を乗り越えてまいります。

 特に、コロナ禍で疲弊した地域経済が、この物価高騰の影響でさらに深刻な打撃を受けている現状を踏まえ、経済対策がすみやかに効果的に実施できるよう、皆様から頂くお声を、県へ国へと引き続きお伝えし続けてまいります。

 将来不安を取り除き、希望を持つことができる持続可能な経済・社会を子ども達に引き継ぐことは、私たち世代の責任です。

 次の世代に平和で豊かな長野県を引き継いでいくため、これまで積み残されていた課題解決に向けて果敢に取り組んでまいります。

 結びになりましたが、本年も皆さまにとりましてより良き年となりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。


令和5年武水別神社大頭祭・斎ノ森神社のお神楽

「第46回坂城どんどん」より上五明長持ち会