「ポリネコ!CHIKUMA」屋代中学校で振り返り授業
千曲市では住民参加型コミュニケーションシステム「ポリネコ!CHIKUMA」を使い、こどもが地域や暮らしに意見を言える環境構築の取り組みを進めている。今年度は屋代中学校1年生を対象に「こども基本法」(昨年4月施行)を学習。2月には生徒の代表9人と栁澤校長によるランチミーティングを実施した。
それを受けて3月11日にポリネコ開発者の岩田崇さんが1年生全員を対象に「振り返り授業」を開催。通常はパソコンやタブレットで行うポリネコのワークシートをプリントアウトし、ペーパー上で記入を行った。ポリネコのシステムでは設問に回答することで課題と背景を知り、学びながら考えることが出来る。生徒たちは全部で18の設問に答え、自分がどのタイプに当たるかを確認した。最後は周囲で相談しながら、暮らしや学校生活でどんな意見を言いたいかを考え、アイデアをまとめていった。
講師を務めた岩田さんは生徒たちに「いま困りごとなどを伝えたことは大きな前進。もっと地域が豊かになる」と語った。千曲市では新年度も他の中学校でも「ポリネコ!CHIKUMA」のワークショップを展開していく考えだ。
(上)講師の岩田崇さん(ハンマーバード代表) (下)1年生がグループワークに参加