㈱ホンダパーツ日商 千曲市と災害時の避難者受け入れ協定を締結

 ㈱ホンダパーツ日商 千曲市と災害時の避難者受け入れ協定を締結

 自動車メーカー・ホンダの部品開発・販売を行う㈱ホンダパーツ日商長野営業所(八幡)は、千曲市との間に災害時における避難者の受け入れに関する協定を結んだ。7月29日、市役所で協定の締結調印式が行われた。調印式には㈱ホンダパーツ日商の郡司裕代表取締役社長と長野営業所・秋山健一郎所長が出席した。

 ホンダパーツ日商長野営業所は2023年6月に長野市から八幡工業団地に移転。ホンダパーツ側から「地域貢献が出来ないか」と申し出があり、千曲市が東日本台風で大きな被害を受けていることから今回の協定が実現した。協定では災害発生時にホンダパーツ日商長野営業所の2階で最大30人の避難者を受け入れ、倉庫前の駐車場に30台分の避難者用の使用可能スペースを確保する。郡司社長は前週に東北地方を襲った大雨被害に触れ「災害はいつどこでどの様に起きるかわからない。地域の方々と取り組んでいきたい」と話した。小川市長も「非常にありがたい。当市は万が一の水害の際に避難場所が非常に少ない。少しでも高台に避難できるよう各企業様のご協力もいただきながら進めたい」と述べた。

 千曲市が同様の避難者受け入れ協定を締結する事業者・団体は8件目となる。

協定締結調印式

郡司裕代表取締役社長(中)と秋山健一郎所長(左)