市政インタビュー 新部長に訊く④ 吉池光裕文化創造担当部長
上山田出身。昭和62年度に上山田町役場に入庁。最初は税務課で2年間勤務。その後総務課で広報の制作に関わった。平成11年度から観光商工課に配属されて、平成15年度の合併後も引き続き千曲市の経済部観光課で業務を担い、トータル6年間観光関連事業に携わってきた。
平成17年度に消防防災課(当時)に異動となると、その年千曲市がちょうど長野県消防ポンプ操法大会の主会場だったため、大会の準備や運営に尽力した。平成27年度に県の総合防災訓練で千曲市が会場となった際にも防災課の担当として対応した経験を持つ。また、廃棄物対策課時代には平成22年度からのごみ処理手数料の有料化に向けた準備に当たり、市内の各地区で説明会に歩いたそうだ。
現在千曲市歴史文化財センターは建物のある桜堂から上山田への移転を控えている。すでに今年5月には粟佐分室で保管していた土器類などの文化財(およそ3000箱)の搬出作業を完了した。今後歴史文化財センター上山田分室と再編・統合され、令和6年度中に旧上山田庁舎で新たなスタートを切ることとなる。
昨年7月、千曲市文化財保存活用地域計画は文化庁長官の認定を受けた。吉池部長は「計画の基本理念にある通り文化財について知ること、守ること、そして地域に伝えること。その事業を次の世代に繋げていきたい」と語った。