防災訓練 各自治体で実施
8月30日から9月5日の「防災週間」に各地で災害を想定した訓練が実施された。新型コロナの影響で規模は縮小されたが、関係機関と住民が連携し防災意識を高めた。
防犯意識の呼び掛け 坂城町総合防災訓練 (8月28日 坂城中学校)
土砂災害と水害を想定・情報伝達も重視
8月28日、小雨のなか坂城町の総合防災訓練が実施された。最初に警戒レベルごとの避難情報発信と、自主防災会と災害本部との間で防災行政無線を使った双方向連絡の情報伝達訓練を開始。今回は中之条区など3地区の役員や消防団、自主防災会、婦人消防隊、日赤奉仕団のほか、建設業災害防止協会らが午前8時過ぎに坂城中学校に集合した。同中を総合防災訓練の会場で使用したのは今回が初めて。体育館内では新型コロナに配慮した避難所設営を実践。参加者は消防署員によるAED講習や応急手当の訓練を受けた。
屋外ではグラウンドで消防団が土のう作りなど、水防訓練を実施。そのほか臨時災害放送局の開設訓練では上田ケーブルビジョンが実際に災害情報の発信を行った。終了式で山村町長は「自分たちの命は自分たちで守るという固い信念で、日頃から備蓄など自主防災に努めることが減災につながる」と訴えかけた。
中之条区・四ツ屋区・戌久保区の3地区が参加