「信州の幸 あんずホール」のネーミングライツ 株式会社 三幸商事 池田幸正代表取締役社長

株式会社 三幸商事 池田幸正代表取締役社長

 更埴文化会館で「信州の幸 あんずホール」のネーミングライツを取得した株式会社三幸商事(千曲市力石)。今回、代表取締役社長の池田幸正さんにお話を伺いました。

 三幸商事ではキノコの培地資材の製造販売や、研究を行っています。また、最近はキノコの良さを発信していく拠点として、長野市にレストラン『信州の幸』もオープンしました。キノコの凄いところは、腸内環境改善による健康効果を発揮することだと語る池田社長。過去には社内を中心に30名が3か月間摂食する試験を行い、血液検査などからその効果を実証し改めてキノコの素晴らしさを実感したそうです。

 今回池田社長がネーミングライツに応募したのは、その素晴らしいキノコのことをもっと知ってほしい、食べてほしいとの思いから。「最近は若者のキノコファンを増やしたいと考えて、屋代南高校とキノコのコラボを企画し、講演会や全国調理コンクール大会参加支援等を行っています。校内キノコ料理コンテストではキノコのスイーツ等若者の発想には驚かされることばかり。今後もキノコに関連していろいろ学校とコラボしていくつもりです」

 「キノコ自体は日本だけでも名前がついているものが約1500種。実際にはその2~3倍の種類があり、その能力は奥深く木質系を酵素で分解するので地球の掃除やさんともいわれ、究極のSDGs。JAXAでも注目していますので、将来宇宙でキノコを栽培することがあるかもしれません」。願いは「健康な食文化をつくり、キノコ業界を活性化したい」とおっしゃる池田社長。これからもキノコの奥深さを追求されていくとのことです。