「千曲坂城クラブ」VOL⑬ 千曲坂城クラブ 18専門部紹介 剣道専門部
剣道専門部は、「剣道の理念である人間形成の道であることを忘れず、剣道を通して、みんなで楽しく、心と体と技を鍛え合おう!」を目標として、現在52名の部員と12名の指導者をもって活動しています。各校それぞれ数人での練習から大勢での練習によって活気が生まれ、他校生との人間関係も深まり、仲間意識も高く、様々な仲間の良い刺激を受けながら子どもたちは楽しみながら成長してきています。また、専門的指導を受ける機会が増えたり、基本習得コースと競技力向上コースから自らが選択して学べたりすることから、主体性も高まり、技能的学校格差も以前より少なくなっていると感じています。
北信中学校新人大会では、千曲坂城クラブ男子チームが団体戦3位、そして個人戦4名が県大会出場を決め、学校単位で3チームが惜しくもベスト8という結果でした。今後更に千曲坂城クラブの子どもたちの活躍を応援していきたいと考えています。
令和6年度の活動および工夫と成果
【平日】毎週火曜日(全体練習・コース選択別・近隣班合同の3つの形態を適宜配置)
【休日】月2回、中学校体育館で一斉に集まっての練習(全体練習・練度別・試合錬成など)
・全体練習・コース選択別練習、男女別などを適宜設定して充実を図り、近隣班合同練習を月に1回行うことで負担軽減を図った。・時期によって、生徒のニーズへの対応を考え、初心者指導、昇段昇級審査講習や試合強化などターゲットをしぼり、練習内容や形態を吟味しながら進めた。・小学生交流、他県や他地区との交流練習を開催・部内大会を実施(2月)・初心者全員が1級合格、昇段審査全員合格(12月現在)・千曲坂城クラブチームとして新人戦男子団体戦県大会出場(ベスト8)・12月に指導者会議、1月に保護者会にて7年度以降の方向説明会を実施
これまで、千曲坂城クラブの事務局各位には、タクシー券の補助や様々なご支援をいただいているおかげで充実した運営ができています。また、保護者の方々の輸送や大会応援などの快いご協力、指導者の先生方の熱心なご指導ご協力、各校での練習場所の提供など、全ての皆様に心から感謝申し上げます。
令和7年度からは今年度の活動に加え、木曜日の班活動や月4回の休日練習と増えて参ります。今後の重要課題として、「魅力ある剣道専門部の構築」です。剣道人口の減少そして中学校での勧誘の機会ができづらくなってくる中で、中学生になって剣道を選択し、なおかつ地元の千曲坂城クラブに入会してくれるように、他の地域に流出してしまわないように、また、中体連大会登録をどうするかなど、課題は尽きません。しかしながら千曲坂城クラブ剣道専門部では「更埴の子は更埴で育てる」という熱い思いをもって、先を見据えて指導者・保護者・地域が一枚岩で子どもたちを応援したいと考えます。そのためには、全員の子どもたちに思いを寄せて公平に向き合うことが大切であると同時に、これまでの学校単位で何とかできていた時代も生徒数減少と部活廃止の流れによる変革期の中で、所属学校に損得なく、更埴のどの子も、剣道によって生き生きとした中学生時代を送れる持続可能な形にして、将来につないでいくことが使命であると思っています。更埴中学生剣士のためにみんなで知恵を出し合い、協力し合っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
〈文責・千曲坂城クラブ剣道専門部 事務局 中村 勝(坂城中学校)〉
