「千曲坂城クラブ」VOL⑭ 合唱専門部 千曲坂城クラブ 18専門部紹介

合唱専門部は、現在19名の会員と4名の指導者で活動をしています。戸倉上山田中学校の音楽室で、月2回の土曜日を基本に、コンクールや演奏会などで発表する曲を中心に練習しています。
本年度は、戸倉上山田中学校の合唱部を母体に、二つの中学校の生徒が一緒に合唱を楽しんでいます。年度の最初は、練習曲を用いての歌声づくりや体づくりから始まり、徐々に夏のコンクールや発表会で歌う楽曲に移行していきました。それらの曲を通して、自分の歌う技能や人の前で発表するという心構え、そして何より合唱好きな仲間との信頼関係を培ってきました。
7月に行われたNHK全国学校音楽コンクールでは、千曲坂城クラブという団体名では出場していませんが(来年度のコンクールは「千曲坂城クラブ」として出場できます)、二つの中学校の合同チームとして千曲坂城クラブのメンバーも出場し、東信地区大会では金賞を受賞、長野県大会に出場しました。千曲坂城クラブとしての練習量は少なかったのですが、その分中身の濃い練習を積み重ねてきた結果、長野県のトップ20に入る歌声を、披露することができました。他にも、千曲音楽祭、ヴォーカルアンサンブルフェスティバル等、練習の成果を千曲坂城クラブとして披露する機会がありました。
「合唱」は人の声が合わさってできる芸術です。異なる学校という生活環境やそれぞれが持つ歌声、練習経験等は、同じ人の声でもその人によって違いますが、「音楽」の前では、みんな同じ立場です。だからこそお互いをカバーし合いながら、その作品(楽曲)らしさをみんなで追究していくのです。そのようにしてつくった歌声をお客様の前でみんなの力で披露できた、そんなときは本当に泣きたくなるほどの感動が味わえるのも合唱の素敵なところであり、楽しさでしょう。

これからも合唱専門部は、そんな楽しさを求めて活動を続けていきたいと思います。そして願わくば、より多くの中学校から「歌うことが大好き」なみなさんと活動が広がっていくことを期待しています。
〈文責…千曲坂城クラブ合唱専門部 事務局 西澤真一(埴生小)〉