有志らが整備活動に着手
更級地区の芝原にある堂の山は、二十年ほど前まで地元の保育園の園児らが遠足で訪れる遊び場たった。しかし現在では人の手が入らず荒れた状態となってしまっている。この山を再び子どもたらが遊び、大人たちも散歩できる里山に整備しようと、地元の有志が活動を始めた。
堂の山には山頂に飯縄社があるほか、かつては地名の由来となった草庵が建っていたという。その場所にはご神木の杉の木が残っているが、今年1月より隣の段々畑の耕作放棄地を伐採して整備が始まった。活動の発起人の大谷公人さんは白身も子どものころに遊んだこの場所を蘇らそうと、同級生らに声をかけ整備を開始。毎週1回土曜日に作業を行い、すでに7回にわたって実施してきた。2月6日の作業にはこれまでで最多の8名のメンバーが参加した。遊歩道を整備することにより、バードウォッチング、炭焼き、トレイルランニングなど将来の夢は様々に膨らんでいく。大谷さんは「少しずつゆっくり整備を進めていき、活動の幅を広げていきたい」と語ってくれた。