「防災教育献立」を実施
9月1日の防災の日に先立ち、8月26日に坂城町の小中学校で「防災教育献立」が提供された。この日のメニューは全国学校栄養士協議会が開発した「救給(きゅうきゅう)カレー」(150g)。東日本大震災の教訓から生まれたもので、レトルト式のカレーのなかにはご飯も一緒に入っている。袋はスタンドパウチ型で立てることができ、容器に移し替える必要がない。また、災害時にはお湯を沸かすことも難しいことから、そのまま開封して食べることが出来るが、今回は温めた状態での提供となった。救給カレーの賞味期間は3年6カ月。28品目のアレルギー特定原材料が不使用で、町の食育・学校給食センターの小椋理恵さんは「アレルギーがある人でも安心して食べられる。給食で体験することによって災害時には抵抗なく食べてもらえるようになってもらえれば」と狙いを語る。坂城小学校では5年生の児童から「辛さも普通で小さな子どもも食べられてよい」などの感想が聞かれた。
特別給食の様子
(8月26日 坂城小学校)